ユニークな製品を数々出しているDODから販売されているテキーララックを最近買ったのですが、その棚板を市販の木材を使って用意してみました。
DODのテキーララックとは
以前にアイアンラックについて書きましたが、最終的にDODのテキーララックを買いました。
そのときの記事はこちら。
早速実践投入した結果、思った以上に雰囲気良かったのと1セットじゃ足りなかったのでもう1組ほしいな、と。
DODのテキーララックはテキーラレッグSとテキーラプレート×2がセットになっている製品なんです。テキーラレッグSは単品で購入することもできる上に、ワンバイ規格の木材と同じ1×6(ワンバイシックス)サイズに作られています。つまりホームセンターなどでワンバイ材を用意してそれを棚板として利用することが可能なんですね。なので普通にもう1セット買っても良かったんですが、せっかくなので少しケチって購入するのはテキーラレッグSのみにして棚板は自作して少し雰囲気を変えることにしました。

DOD(ディーオーディー) テキーラレッグS プレートやワンバイ木材を使ってラックに 【2個セット】 TL2-542
- 出版社/メーカー: DOD(ディーオーディー)
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
ワンバイ材とは
ワンバイ材とは厚さ19mmの規格が決まった木材のことでDIYではよく利用されてますね。1×1と表記されている場合は『ワンバイワン』と読み、19mm×19mmの木材になります。そんな感じで以下のような種類があります。
- 1×1(19mm × 19mm)
- 1×2(19mm × 38mm)
- 1×3(19mm × 63mm)
- 1×4(19mm × 89mm)
- 1×6(19mm × 140mm)
- 1×8(19mm × 184mm)
- 1×10(19mm × 235mm)
同様にツーバイ材もあり、その場合は厚み38mmの規格になります。これらはホームセンターに行けば普通に買えます。長さは決まっていないので買ってきて自分で切るか、多くのお店ではその場で加工してもらう、もしくは加工するスペースを借りられることがほとんどだと思います。また、いくつかのサイズではあらかじめカット済みで売られていることも多いです。
テキーラレッグS用の棚板
テキーラレッグSはワンバイ材のうち、1×6(19mm × 140mm)材に対応していますのでこのサイズの板を買います。長さに関してはテキーラプレートが910mmなので同様のものを買うことにしました。自分が買った店舗ではこのサイズは910mmでカット済みのものが売られていたのでそれを4枚購入しました。1段あたり2枚使って、2段にするためですね。1段に必ずしも2枚使う必要はありません。金額にして合計1500円ちょっとという感じでした。
ヴィンテージ加工
買ってきたワンバイ材をそのまま使うことももちろんできるんですが、白っぽい木材なのでそのままだと雰囲気が出ません。テキーラレッグが黒いアイアンなので男前感がないんですね。というわけで普通の木材でアンティーク感やヴィンテージ感、男前感を出すのにあたって定番とも言えるブライワックスを使います。この手の定番には今回利用するブライワックスとワトコオイルの2つがあるんですが、それぞれ多少違いがあります。簡単に言うとブライワックスは文字通りワックスで、ワトコオイルは植物油ベースのオイルフィニッシュですね。
どちらも塗るだけですし、重ね塗りすることでより深みを出すこともできますがワトコオイルは乾かすのに時間がかかるんですね。なので今回はブライワックスのみで加工することにしました。色はこちらも定番ジャコビアンです。
まあもともと持ってたやつってだけなんですけど。
塗るにあたっては布でもできますが、推奨は目の細かいスチールウールです。というわけで塗布用のスチールウールも購入してきました。ワックスなので塗ったあとに磨き上げる必要があるんですがこれは普通のウェスが家にあったのでこれを使いました。
作業開始
さて、早速作業をしていきます。今回は自宅のガレージにブルーシートを引いて作業しました。ブライワックスが飛んで付着すると色が取れにくいので汚れても大丈夫な場所や格好で作業するのがおすすめです。
こちらが買ってきた木材とスチールウール、あとは最初にサンディングする必要があるのでそれ用のサンドペーパーです。
実際の作業はブラックデッカーの作業台を使ってやります。地面に直でもいいのですがそれだと作業してるうちに腰が辛くなるので。
サンディング(ヤスリがけ)も頑張れば手でできますが、とてもじゃないけど大変なのでサンダーを使います。このサンダーに買ってきた紙やすりを巻いて使うわけです。
というわけで4枚全部のサンディングが終わりました。
というわけでここからブライワックスを塗っていきます。
開けると真っ黒な固形物です。これ気温が低いときはこのように固まっているのですが夏とか暑いときは溶けて液体になっています。
スチールウールを適度な大きさに切ります。僕は普通にハサミで切りました。
スチールウールにブライワックスをつけます。ちなみに僕は作業中は薄いゴム手袋をしています。手術用みたいなやつ。使い捨てで大量に入ったものが安く売ってるのでそれを使うといいと思います。
勢いよく塗っていきます。
とりあえず2枚塗り終わりました。30分くらい乾燥させる必要があるのでその間に残りの2枚を塗ってしまいます。
というわけでこんな感じで4枚全部塗り終わりました。いい感じの色合いがついてますね。
僕の場合は一度乾燥させた後、もう一度重ね塗りをしましたがこれは好みでいいかと思います。
このあとはウェスで磨き上げていきます。磨くのが不十分だと使用したときに色移りしやすいのでよく磨いておいてください。また、磨き上げることで光沢も出ます。
いい感じで木目が出ているのがおわかりでしょうか。
完成
というわけで完成したので早速テキーラレッグSに乗せてみます。ついでにマルキジオのウォータージャグも置いてみました。
実際に使った様子です。置いてあるセラミックヒーターがダサいですけどw
まとめ
というわけで今回はDODのテキーラレッグと自分でヴィンテージ感出したワンバイ材を使ってアイアンラックを用意しました。
手間はかかるものの、安く雰囲気のいい道具を作ることができるのでブライワックスやワトコオイルを使った加工はおすすめです。
一点だけ注意があって、ブライワックスやワトコオイルは基本的に屋内使用を想定した製品です。なので屋外の吹きっさらしのところにずっと置くものなんかには向いていないです。
また、熱いものや濡れたものを置いておくと輪シミができたりするので気をつけてください。