キャンプといえば夏にする人が多いと思いますが実は秋冬や春先のほうが過ごしやすかったりします。
とはいえ朝晩は冷え込んだりして意外と寒いもの。
そこで暖房器具を検討するわけですが我が家では暖房器具として昨年からスノーピークのタクードを利用しています。そこで今回はこのタクードを実際に使ってみてのレビューをしてみます。
スノーピークのストーブ
スノーピークのストーブと言えば以前からレインボーストーブが販売されてて人気でした。このストーブはトヨトミのOEM品なんですがスノーピークのブランドロゴが付くだけでここまで値段があがるとは、という製品でもあります。

スノーピーク(snow peak) ストーブ レインボーストーブ ブラック KH-001BK
- 出版社/メーカー: スノーピーク(snow peak)
- メディア: スポーツ用品
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そんなスノーピークから2017年に新たに発売されたのが今回紹介するタクードです。
ちなみに、こちら一応石油ストーブではあるものの、カタログ上の位置づけとしては煮炊き用コンロです。こちらもトヨトミのOEMかと思いきや意見が分かれてるようです。ただ、レインボーストーブとは異なってデザインもほぼ同じという製品はトヨトミからは販売されていないようなので、少なくともデザインはスノーピークオリジナルなのかと思います。
基本スペック
タクードのスペックは以下の通り。
サイズ: 380×380×340(h)mm
重量: 6kg
使用燃料: 灯油(JIS1号)
燃焼継続時間: 約15時間
出力:2.15kw(1,800kcal/h相当)
タンク容量: 3.1L
価格: 39800円(税抜)
着火装置はついてないので何らかの方法で着火する必要があります。チャッカマンなどの先が長いやつがいいと思います。僕はSOTOのスライドガストーチ使ってます。
また、スノーピークのIGTシリーズを使用している場合、ドッキングすることも可能です。自分は使ってないのでわからないのですがIGTシリーズで揃えてる人にとっては統一感があっていいかもしれません。
出典:スノーピーク
実際に使ってわかった細かいところでは、給油口のキャップは金属かつパッキンなのでしっかりと締められます。これまで車で運ぶ場合などでも漏れたことはありません。
耐震装置ももちろん付いてます。振り子のタイプのよく見るやつで、ゆれると芯が勢いよく落ちることで火が消える仕組みとなっています。このときの音は結構デカい。
買った理由その1: コンパクト
まず最大の特徴とも言えるのが既存のストーブと比べるとコンパクトと言えることじゃないでしょうか。
たとえば同じスノーピークのレインボーストーブだと幅388mm×奥行388mm×高さ485.7mmです。幅と奥行きは一回り大きい程度ですが高さはかなり違います。
全体的にコンパクトなので荷物が多くなりがちな冬キャンプでも積載にあまり困らないですね。
買った理由その2: 燃焼時間
サイズの割に燃焼時間は長めといっていいかと。実際に日が沈み始めてから就寝(12時くらい)までと朝起床してから1、2時間の利用であれば、満タン状態にして持っていけば給油なしで二泊三日行けます。なので日中もつけっぱなしにするであろう真冬でもなければ灯油ごと持っていく必要はないと思います。
一方で火力については十分とは言いがたいかも。このサイズなので少し小さめなのは致し方ないところ。とはいえ1800kcalあるので優秀とも言えるけど、人気のフジカハイペットやアルパカ、アラジンあたりのやつは軒並み2000kcalオーバーだったと思うので力不足感はいなめないです。
買った理由その3: かわいい見た目と煮炊き可能
見たとおりコンパクトで少しレトロとも言えるデザインは好みです。また、このストーブは煮炊きができるというのもウリなので天板でやかんをかけて湯を沸かすこともできますし、簡単な調理であればそれも可能です。先日はフライパン使って焼き物してみましたが普通にできますね。
真冬はシェラカップでホットワインなんかもいいかもしれません。
ただ、天板がある関係で火が直接見えないので小さい子どもがいる場合は気をつける必要があるでしょう。
買った理由その4: シェルター内で利用可能
シェルターの中で利用可能というのも○です。スノーピーク製品のシェルターであれば中で利用することが公式でもOKとされています。今使っているランドロックはもちろん以前まで使っていたリビングシェルもサポートされてます。とはいえ換気には気をつけるべきだと思います。というわけで我が家ではDODの一酸化炭素チェッカーを利用しています。
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とはいえ実際にシェルター内で使用していてアラームがなったことはないです。もちろんテントは密閉度高いので避けたほうがいいでしょう。
感想
去年、始めて年越しキャンプをした(12/30から二泊三日)のですがここでも活躍しました。とはいえさすがにこの時はタクードだけでぬっくぬくとは言えず普通にダウンジャケットとかで厚着はしたりしてましたが。それでもシェルター内の暖房器具はタクードだけで妻と子どもも一緒に過ごせました。このときの気温は朝晩は零度以下で日中も一桁台前半という状況でした。
あと、シェルターでの利用は大丈夫とされているものの、寝るときは一酸化炭素中毒が怖いのでテントの中には入れられません。なのでこのときは電気毛布使ってました。電気毛布最強。
なお、今年は去年と違ってランドロックになってちょっとサイズが大きくなったのでどの程度暖まるかは未知数です。リビングシェルよりも大きい。
今日現在(2018年12月14日)の在庫状況を見てみたところ、東京ではスノーピーク二子玉川店にしか残ってない模様。東京近郊ということであれば横浜のスノーピーク横浜みなとみらいや千葉のスノーピークららぽーとTOKYO-BAYにはまだあるようです。ちなみにオンラインも在庫なしの状態なので気になっている方は見つけたら即買いかもですね。
最後に、この製品の最大の欠点はやはりそのお値段でしょうか。。。その他の製品と比べても結構お高めです。